マルチディスプレイに対応したアプリを作ってみよう
複数台のSpatial Reality Displayに画を表示するアプリの作成方法について説明します。
事前準備
- Spatial Reality Displayのセットアップが完了していること。完了していない場合は Spatial Reality Display Settingsのセットアップ を参照してください。
- SRDisplay UnityPluginがインストールされたUnity Projectがあること。準備していない場合は Unityのセットアップ を参照してください。
SRDisplayManagerの追加
"Hello cube!"アプリを作成する を参考にSRDisplayManager Prefabをシーンにひとつ配置します。
SRDisplayManagerは以下の点に注意して設定してください。
- Wallmount モード は横型マルチディスプレイの場合は選択したモードとなりますが、縦型マルチディスプレイとグリッドマルチディスプレイでは Wallmount モード強制となります。
- Scaling Mode はScaled sizeにしてください。
プロジェクトをマルチディスプレイモードに設定
プロジェクトを希望のマルチディスプレイモードに設定します。詳しくは マルチディスプレイモードのプロジェクト設定 を参照してください。
設定したマルチディスプレイモードと台数に対応したSRDisplayManagerのGIZMOがシーンビューに表示されていることを確認してください。
アプリを作成する
SRDisplayManagerのGIZMOを目安にオブジェクトをシーンに配置し、アプリを作成してください。
SRDisplay GameView を表示してUnity Editorの PlayMode を使用すると一台のSpatial Reality Displayでマルチディスプレイの表示を見ることができます。
マルチディスプレイに対応したアプリを作成する際の注意点
- ELF-SR1を接続した状態でも開発できますが、ELF-SR1に SRDisplay GameView を表示するとELF-SR1は Wallmount モード に対応していないため正しく表示されない場合があります。ELF-SR2を使用してください。
- OpenGLはサポートしません。Graphics APIは AutoまたはDirect3D11、Direct3D12のいずれかを使用してください。
- シーン内にSRDisplayManagerを複数置くと正しく動作しません。ひとつのシーンにはSRDisplayManagerをひとつだけ置いてください。
- 影が正しく表示されない場合があります。その場合はSpatial Clippingをオフにしてください。